「介護保険からこぼれる人々を支えたい」那覇市のNPO

介護保険の対象とならない人や介護が必要な高齢者をサポートするNPOに関する記事。このような活動目的でのNPO法人設立は多い。

高齢者や障がい者らの生活援助を有償で行う那覇市NPO法人ファミリーサポート「愛(かな)さん会」。手伝いを求める約170人が登録し、約50人のサポーターが家事や外出時などの援助にあたる。 代表理事の平良博子さん(53)は「介護保険の対象とならない人や介護が必要な高齢者を抱える家庭からのニーズは高い。行政が行き届かない隙間を援助していきたい」と意気込む。 平良さんは以前、行政が運営し、育児の援助活動を行うファミリー・サポート・センターで務めていたが、3カ月未満の子どもが預けられず、高齢者や障がい者への対応が不十分であることに気付いた。 「幅広いニーズへの援助が必要だ」と感じ、個人で援助活動を始めた。その後、メンバーを募り同団体を設立した。援助団体は県内では数カ所しかない。 (沖縄タイムス)