中池見湿地、歩いて満喫を 敦賀のNPOなどガイド刷新

冊子「中池見湿地ミニガイド」を刊行したNPOの記事。NPO法人設立後に事業の一つとして冊子を刊行することは、団体のPRにもなる。

国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録された中池見湿地(敦賀市樫曲)を紹介する冊子「中池見湿地ミニガイド」が刊行された。湿地から敦賀港そばの金ケ崎へ続く中部北陸自然歩道のウオーキングマップを収録し、観光客らが周遊に使える内容となっている。 作ったのは湿地を守る地元のNPO法人「ウエットランド中池見」と、敦賀市環境保全に取り組む「ナチュラリスト敦賀 緑と水の会」。港そばに敦賀赤レンガ倉庫がオープンし、飲食店や観光施設が充実したのを契機に、6年前に出した冊子を刷新し、1000部印刷した。 約10万年分の気候変動を記録した深さ40メートルの泥炭層を図説するなど、特徴を詳しくまとめた。一帯の地図を掲載し、湿地駐車場から金崎宮そばの駐車場まで全長3.2キロのウオーキングマップ、北陸新幹線のルート変更の変遷も収めた。(中日新聞)