牟岐の食文化を後世に NPOが郷土料理をネットで紹介

牟岐町の活性化を支援する大学生でつくるNPO法人「ひとつむぎ」が、町の郷土料理をインターネットで発信する。町の食文化がいつまでも残るように記録するとともに、若い世代に昔懐かしい味を知ってもらうのが狙い。今月中に料理レシピサイト「クックパッド」への投稿を始めるため、2人が14日に町を訪れ、住民から作り方を学んだ。 投稿を担当するのは徳島大大学院栄養生命科学教育部1年の佐藤優里さん(23)と、大阪市立大商学部2年の山本将也さん(20)。 2人は、県教委が昨年8月に牟岐町で開いた「Tokushima英語村」の運営に関わった際、素朴で魅力的な郷土料理が多いことに着目。第1弾として、ちくわやコンニャク、切り干しダイコンなどの具材が詰まった「押しぬき(押しずし)」を紹介することにした。(徳島新聞)