子どもの「性」商品化、危険を知ろう NPOが漫画制作

JKビジネスや子どもポルノなど、子どもを性の対象にした事件が後を絶たない。性の商品化から身を守るには、子どもたちの自覚が大切だ。社会に潜む危険を分かりやすく伝える漫画を作ったNPOがある。 家出中の少女(16)がネットで友だちを探していると、「買い物をしよう」と誘われた。会いに行くと相手は暴力団関係者で、マンションに住まわされて売春を強いられた――。 警察庁の統計によると、こうした子ども買春や子どもポルノ、出会い系サイトによる性交のあっせん、青少年に対する淫行など、子どもが性的搾取の対象となるなどの福祉犯罪は年間7千件を超える。2013年に被害を受けた子どもは6412人。摘発された事件は、子どもポルノ1644件、子ども買春709件、出会い系サイトを利用した事件も337件に上る。(朝日新聞)