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国立特別公演「業平餅」「張良」

能と狂言

23日の国立特別公演は舞囃子「紅葉狩」がスタートで、狂言「業平餅」、能が「張良」。舞囃子のほうは、澄んだ女性らしい笛の音が冴えた。かつてみた舞台が重なるようだった。

狂言「業平餅」は茂山七五三の円熟味に驚いた。先代の千作的な雰囲気が醸し出されているではないか。傘持の東次郎との共演は見ごたえがあった。自分の記憶ではこの共演は初めて。

能「張良」はめったにかからない曲で、わくわくしながら初見。ワキの役名がそのまま能の曲名になっている異色の能で、ワキの活躍がおもしろい。上演時間が65分とコンパクトながら、龍神も登場するなどスペクタクルな舞台だった。