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第23回 法人化のメリット―法人名義

「法人化して何かいいことあるの?」

この質問は法人を作るときに出されるものの中では、税金と並んで多いものです。「法人にして得ならするけど、損なら困るな…でも、個人や任意団体では格好がつかないし…」そう考える人が多いんですね。

たしかに、メリット・デメリットを考えることは大事です。法人にしたはいいけれど、負担を考えれば個人でやっていたほうがいい、という面もあるでしょう。じっさい、法人化の要件を備えながら任意団体のまま活動を続けているNPOも沢山あります。

話を戻しましょう。NPOを法人にすることのメリットについて。これは役所の出している手引やガイドにも挙がっていますが、おおきく分けて2つ。まず、不動産が法人名で登記できるとか、法人名で銀行口座が開けるという点。もう一つは社会的な信用が増すという点。

前者からみてみましょう。実をいうと、これは何もNPO法人に限ったことではなく、法人になる組織すべてに当てはまることです。要するに個人商店を会社組織にするのと同じなわけです。

団体なのに財産の管理が個人名義でしかできないと、個人と団体のお金が混同しがちで、取引に個人の名前が出てくるので面倒なこともあります。もちろん法人にすればまた別の面倒な点もでてくるのは否定できませんが。