「クレヨンしんちゃんの本だと?ダメだそんなの。認めん!」

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「世界」7月号の連載「片山善博の日本を診る」の中で、片山氏は舛添都知事問題について、本人の行為もさることながら、都の機関によるチェックシステムが全く機能していなかったこともその原因に挙げる。

1 高額の政務調査費を受け取っている都議会の議員が120人以上いるにもかかわらずチェックしていない。 2 スイートルームなどの条例の規定を大幅に超える高額宿泊費について3人の人事委員会の委員が了承している。 3 知事の出張費が対象になっていたにもかかわらず、監査委員はチェックしていない。

今回の公私混同、公費の高額費消は上のようなチェック機能がはたらいていればある程度は防げたはずだ。「クレヨンしんちゃんの本だと?ダメだそんなの。認めん!」とキッパリ言えてこそその役割を果たしているといえる。

その意味では人事委員と監査委員はクビに値する。やりたくてもできない、そんなシステムにしなければこのような行為は繰り返されるだろう。詳しくは「世界」7月号参照。

ところで、僕はマスゾエの後任はこれを書かれた片山善博氏がいいと思っている。