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2、3日で一升の日本酒を飲み続けた祖父の事

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八幡製鉄所に勤めていた祖父は、僕が高校1年生のとき他界した。祖父は1888年生まれで、日露戦争も記憶している明治男だった。1960年生まれの自分とは72年、ちょうど6巡り離れた同じねずみ年だった。

そんな偶然もあり、隔世遺伝(?)と思われる共通点も少なくなかった。そんな一つの例が日本酒好きだろう。ただ、祖父の飲む酒量は半端でなく、晩年もほぼ2、3日で一升がなくなるほどだった。一升瓶「国冠」の蓋は山のように集まった。

僕も日本酒は大好きだが、一つだけ違うのはその酒量と強さ。祖父は昼間から飲んでも決して酔った姿を見せなかった。いつも背筋を伸ばして整然と酒を愉しんでいたのだ。さすが、明治男。