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「ブラックバイト 学生が危ない」(今野晴貴/岩波新書)

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ここまでひどいのか…本書の読後感である。安い時給で学生を食い物にする異常な現実が本書には生々しく描かれている。

事例には「すき家」「スクールIE」などよく知られた名前も登場し、直営にせよフランチャイズにせよ、パートやアルバイトを酷使して利益ばかりが追求される実体が明らかにされている。

著者はあとがきで次のように述べる。

学生たちが学ぶ機会を逸し、あるいは過重労働の末に、学生のうちに精神の健康を病んでしまうとしたら、一体誰がこの国の将来を支えるというのだろうか?

まことに、行政の無策に対しても憤りを抱かざるを得ない。