ジャンボ宝くじは1枚だけ買え。沢山買えば買うほど損が拡大。

lead_img年末ジャンボ宝くじの発売が始まった。この時期になると、10億だ億万長者だと派手な宣伝が目に入るようになる。しかし、だまされてはいけない。1等7億円27本といってもこれは27ユニット(1ユニットは2000万本)発売の話。

1等が当たる確率は2000万分の1。これは「毎日30万円出して1000枚買い続けておよそ54年に1度」という途方もなく低いものである。よくボーナスを何十万もジャンボくじにつぎ込んで話題になる人がいるが、愚の骨頂といわざるを得ない。そんな少ない枚数で当たるようなものではないのだ。

宝くじは沢山買えば買うほど損失が拡大するという、当たり前のことが分からない人がまだ大勢いるとは驚きである。また、わざわざ銀座の売り場に並んで沢山買う人もいるが、どこの売り場でも確率は同じ。当たりくじがよく出るのは発売枚数が多いからという単純な理由による。

これは同時発売の「サマージャンボミニ」も同様。1等7000万円の当せんは190本。19ユニットの発売で1ユニットは1000万本だから確率は100万分の1。こちらは「毎日30万出して1000枚買い続け、およそ2年半に1度当たる」程度。

もちろん、沢山買って損するのは自由。だけどこんなものに何千円何万円も使うなら、家族と食事に出かけたり欲しいもの買ったほうがよっぽどいい。買うなら1枚だけ。けっこう楽しめる。