「戦争はさせない」(鎌田慧・岩波書店)

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新刊書「戦争はさせない」(鎌田慧岩波書店)の表紙は今年12万人が結集した8.30の国会前デモの画像。自分もこの中にいたんだなあ…と思い出しながらページをめくった。

全4章のうち、書き下ろされたのは第1章の「安倍政権の危険すぎる手口」。これまでのアベの悪政について、政治的なことはもちろん、性格的なものにも言及した、いわばアベ政治批判の総集編。

「品性下劣」「気がちいさくて軽率、弱いものには強く、強いものには迎合的」…本質を突いた著者の指摘は鋭く、小気味よい。第2章以下と合わせて読めば、今後の運動に役立つ内容が数多くみつかると思う。

オビの裏表紙には次のように書かれている。

これは、「ならずもの内閣」でしかない。 しかし、わたしたちは合法的な闘いをつづけていく。 とにかく、わたしたちは団結して、力をあわせて、 これからの闘いを、一歩一歩、敵よりも長く、一日も長く、 闘って、安倍内閣をつぶします。 原発をつぶします。 戦争はさせない、自衛隊員を守る。 みなさん、がんばっていきましょう。 (―「あとがき」より―)

私も全く同じ気持ち、同じ意志。