「記憶力を持ち続けることが駆動力となる」

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「世界」11月号(岩波書店)中の「安保法制からの旅立ち―記憶し、想像し、開かれた民主主義を創り出す」で、山室信一氏はこのように書いている。

「記憶しつづける持続力こそが、権力なき国民にとっての潜在力となる」

「軍事的抑止力に対抗して、本当に平和を創造する力を創出するためには、過去に起きたこと、そして2015年夏の日本で起きたことを忘れない、その記憶力を持ち続けることが駆動力となる」

憲法9条を単なる理念として終わらせるのではなく、これからの人類世界が実現すべき未完のプロジェクトとして、日本から発信する平和への道筋として追い求めていくこと、そのアクションこそが頭数の議場民主主義に対抗しうる対案となる」