『そんな、諦めたようなことを言ってちゃだめです』

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岩波書店「世界」8月号の特集は『「違憲」安保法案を廃案に』。

その中に、6月4日の衆議院憲法審査会で集団的自衛権の行使が意見であることを指摘した、長谷川恭男氏へのインタビュー記事が掲載されている。

『…政府が必要だと考えるのであれば、どんなことをするのかわからない…法案そのものも曖昧ですし、国会論戦を聞いても、政府側の答え方には、誠実に説明しようという姿勢が感じられない…』(53ページ)

月刊誌「世界」の文章は昔から特有の「かたさ」をもっているため、難渋することもしばしばだけれど、この記事は読みやすいので、ぜひご一読を。

氏は最後に「この安保関連法案が成立してしまったら、この国のかたちはどうなってしまうのでしょうか」という質問にこう答えている。

『そんな、諦めたようなことを言ってちゃだめです(笑)。まだまだ闘わなきゃ』

いい意味で学者らしくない力強いお言葉。戦争法案廃案まで闘いましょう!