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「甦る原発プロパガンダ」―流布する「安心神話」

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岩波書店「世界」8月号「甦る原発プロパガンダ」―流布する「安心神話」は必読の内容。

「3.11以前から積極的な原発推進派だった読売新聞は、事故直後の一年程度が過ぎると、再び記事の中でも原発推進論を唱え始め、電事連の広告を掲載するようになった…一連の新聞広告が週刊新潮での広告掲載と共通するのは、原発の必要性をしきりに強調するが、現在も苦戦中の福島原発の収束には触れず、避難している十数万人もの存在も一切無視し、何が起きても原発は維持しなければならないとする冷たさ、傲慢さである。」

大手広告代理店に勤務していた筆者は新聞広告の「騙しのテクニック」も見逃さない。記事中では全面広告に登場する有名人の名前も挙げ、巧妙な戦略を解剖している。

筆者はこう結ぶ。

「…七割以上の国民が原発推進に反対しているのに。自動的に徴収されるカネで原発推進広告を打つなど、企業倫理上も許されないことではないだろうか」

その通りだと思う。集団的自衛権容認にしても原発推進にしても、マスコミの役割を捨て去って現政権の広報紙となった堕落紙の購読をやめる運動が必要だろう。