「カリガリ博士」…妄想家にとって、とても心地よい作品

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今月20日、1920年制作のサイレント映画カリガリ博士」をみた。無声映画は「キートンの蒸気船」に続いて2度目。今回も女性の活弁士による上映。

開始早々、狭くなった画面に奇妙な人物が出てくる。歪んだ建物や風変わりなメークの人物…サスペンス仕立ての筋書がすすんでいく。夢で見るような世界。

色も台詞もない映画のほうが、CGを駆使したリアルな現代映画よりずっと世界が広く感じられる。ボクのような妄想家にとってはたまらなく心地よい作品。また観たい。