『ジョージ・ハリスン帝国』…彼女の名は「フジコ」だった

0606

このアルバムをもっともよく聴いたのが浪人時代。代ゼミ原宿校と自宅を往復するだけの超マジメ生で、唯一の息抜きが音楽だった。英文解釈の復習などを終えると、LPを取り出してプレーヤーにかけた。

そんな中の1枚がコレ。耳にすると、予備校の教室の映像と雰囲気が蘇ってくる。特別感慨深いのがトップの「You」という曲。同じ教室にいた秋吉久美子に似たかわいい女性のことが思いだされる。「フジコ」という名の彼女はいつもギリギリの時間に教室に入ってきたなあ…。

邦題がジョージ・ハリスン「帝国」なのは不可思議だが、タイトルとは裏腹に、ジョージらしい優しい楽曲が多く、僕にとっては癒しの一枚として貴重な存在である。