早慶戦で連想するものは…ゲロと救急車

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昨日の夕刊に「早慶戦挑発ポスター」の記事がでていた。上の画像がそれ。ポスターからはさわやかなライバル校対決のイメージが浮かぶが、僕が早慶戦ときいて思い出すことは全く違う。

今から36年前。1浪して慶大に進学した僕は、経済新人会(証券研究部)の新人として、初めての早慶戦の応援に参加することになった。当時は試合の前日・金曜日に神宮球場の周りに両校の学生が集まり、そこで一晩中飲み明かすことが恒例になっていた。

先輩に言われるまま、夕方になって場所取りのため他のメンバーとともに球場に行ってみると、すでに多くの学生が集まっていて、すでに飲み始めているグループもあった。時間が経つにつれ学生の数は増え、中には裸になったり、走り回ったりする学生も出始めた(主に早大の学生だったと思う)。

午後10時を過ぎると、アルコールに慣れていない新入生なのだろう、急性アルコール中毒になった学生を収容するため出動した救急車のサイレンが、バカ騒ぎの喧騒の中を絶え間なく響き渡った。気分を悪くしてモドす人も多く、翌朝になるといたるところで汚物が目に付いた。

…それにしても、よくこんな迷惑なことがまかり通っていたものだ。僕も他の部員同様に一晩中飲み続けたため疲れ果て、翌日の試合中はほとんど居眠りしていたように思う。早慶戦といえば、ゲロと救急車。これが真っ先に浮かぶことである。まあ、それはそれで面白かったけどね。